患者による患者のための患者学

トップ → 私たちは始動する

私たちは始動する

学会組織の細部は、まだ構築されていない。しかし年間32万人以上もの尊い命が奪われている現実を前にして、形が整うのを私たちは待てない。すでに以下の計画が始動している。

  1. 〈治ったさん二千人〉の結集

※本学会では、治った元患者のことを〈治ったさん〉と呼ぶ。

医療の歴史が始まって以来、患者は常に、医者からすべての指導を受け、すがってきた。しかしこの二十一世紀こそ、医者が〈治ったさん〉から学ぶ時代にしなければならない。

何故なら、彼等こそ成功者。そしてどの分野であれ、成功を収めるためには、成功者の体験に学ぶことが最善の道だからだ。

そこで本学会はまず、〈治ったさん〉二千人を募る。

川竹が代表を務めるNPO法人ガンの患者学研究所の患者会「ウェラー・ザン・ウエルの会」の会員を中核に、志を同じくする全国の〈治ったさん〉の協力を仰ぎたい。

彼等は、〈治す教師〉として、ガン医療に、まったく新しい歴史を作るだろう。

  1. 〈治る法則〉の体系化

現代ガン医療が、国家的規模の努力を傾注してなお、ガン死者を減らせないのは何故か・・・〈治る法則〉がないからである。

では、〈治る法則〉は、いかにすれば発見できるのか? それは、〈治ったさん二千人〉の体験を分析することで可能になる。

2004年、NPO法人ガンの患者学研究所は、『千百人集会』を成功させた。これは、闘病中の患者さん1000人と〈治ったさん〉124人が一堂に会して体験の交流をするという世界初のイベントであった。

このとき124 人の〈治ったさん〉のうち、まったく同じ方法で治った人はひとりとして存在しなかった。

しかし仔細に観察分析すれば、そこには必ずや、いくつかの共通点・・・〈治る法則〉が浮かび上がってくるはずである。

そこで本学会は、学際的協力態勢のもと、二千人の〈治ったさん〉さんの体験を様々な角度から分析し、〈治る法則〉を学問的として体系化する。

  1. 〈大学医学部教科書〉の作成

以上の成果と次項に記す学術研究をもとに、これまでどこにも存在しなかった、まったく新しいガンの医学教科書を作り、医学生と心ある医師たちの学びのために供したい。

信じられないことだが、今の医学教科書には、「自然治癒」も「自然治癒力」という言葉も、まったく存在しない。

さらに信じられないことに、今の医学教書には、150 年も前の、明らかに間違った定義が堂々と載っている。「正常細胞の突然変異によって生じたガン細胞は、宿主が亡くなるまで、無限に増殖する」というのだ。

末期ガンも自然治癒力によって、つまり免疫によって、消滅するという無数の事実があるにも関わらず、である。

本学会が作る新しい医学教科書、その最初のページは・・・〈治ったさん〉の喜びの声から始めよう。彼等の後に続く患者たちすべてが、〈病を学ぶのではなく、健康になる道を学ぶ〉ことのできるものにしよう。

矛盾に悩む医者たちに変わる勇気を与え背中を押し、そして何よりも、次代をになう医学生たちの胸を、〈治す希望〉で満たすものにしよう。